ヤマハFR-23 L足→XL足へ!

どうもです。

FR-23 船尾から撮影

ヤマハのFR-23を船尾から撮影しました。この船体は船外機の取付け位置が低いため、L足の船外機を付けることとなります。そこで問題となるのが、チルトモーターが常に海水に浸かることです。係留保管の場合、腐食が進んでしまいます。

また、ヤマハ2ストロークV型エンジンを取り付けるよう開発された船体だそうなので、チルトアップ出来る幅も狭くなっており、モーターウェルの空間がとっても狭いです。

この取り付け位置で現行の4ストローク船外機を取付けた場合、チルトは常に海水に浸かりチルトアップも、船体に船外機が当たってしまい最大限出来ず、海水の影響を受けます。

これらを回避するためには、L足からXL足になるように、船体の加工(嵩上げ)をする必要があります。

工程をざっくり写真でご紹介します。

まずは、加工する範囲のFRPを削ります。

嵩上げして、FRPで加工します。

これ以降の写真を撮り忘れました😭

削って整備して着色して完成となります。

次に船外機を載せます!

今回もスズキ船外機です!!   DF115A

取付けました。

これでチルトモーターの問題は解決です。

次にチルトアップを最大限出来るかどうかの問題です。

メーカーに同様の事例がないか相談したところ、他所のマリーナが嵩上げを実施した場合、チルトアップすると、カウルが船体に当たって最大限出来なかったとのことでした。

三津浜マリンサービスでは、事前にチルトアップした際の幅をシミュレーションし、大丈夫と確信したので、今回の加工を行いました。結果シミュレーション通り、カウルが船体に当たることなく、チルトアップを最大限にすることが出来ました。これでこちらの問題もクリアされました。

海に浮かべるとどちらも海水に浸かってないのがわかりますね!

L足→XL足に加工することに無事完了しました!

まとまりのない文章で申し訳ありません。

同様の形状をした船体で嵩上げの相談などありましたら、ご連絡ください📞